安心してください。
手汗治療には手術を受けない方法や費用を抑えた方法など、あなたの希望に合わせた様々な方法があります。
具体的には
- 手術
- ボトックス注射
- 投薬
- 薬を塗る
- ツボ押し(民間療法)
等の治療方法があり、あなたの希望の治療を受けることが可能です。
それぞれ特徴のある治療方法ですが、手汗の根治ができるのは手術による治療のみ。
このページでは、手汗治療に関する情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
もくじ
手汗の治療方法と費用
手汗の治療方法は、受診した病院の先生の方針やあなたの希望によって決めることができます。
それぞれの治療方法を確認していきましょう。
手術
手汗の手術は、内視鏡を用いて手につながっている交感神経を遮断することで手汗を出なくする方法です。
手汗は交感神経から発汗の刺激が伝達されることで起きる症状なので、交感神経を遮断することで手汗を止めることが可能です。
交感神経を遮断するので、手から汗は出なくなります。
保険適応の治療にはなりますが、高額なのと副作用のリスクがあるので、手術を行う場合にはしっかりと検討をするようにしましょう。
ボトックス注射
※定期的に打ち続ける必要があります。
ボトックスを手のひらに注入することで汗腺の働きを抑え、手汗を止める治療法です。
1回の注射で約3ヶ月~半年ほど手汗を止めることができます。
ですが、筋肉の動きを抑える副作用が認められているので、手を使う仕事の方は控えたほうが良い治療法となっています。
投薬
治療費用
※保険適応可
交感神経の伝達物質を抑える薬の投薬や、心を落ち着かせる薬の投薬を行うことで手汗を止める治療です。
交感神経の伝達物質を抑えることで手汗が出ないようにする効果が期待できます。
また、心を落ち着かせる薬も、交感神経が過敏に刺激されるのを抑える役割があります。
発汗機能の要である交感神経の作用を飲み薬によって抑えるのが投薬治療です。
薬を塗る
手汗クリームを使用した対策と似たような治療になりますが、手汗クリームよりも格段に汗を抑えることができるのが病院で処方される汗を抑える薬を塗る治療です。
塗るタイプの薬には塩化アルミニウムという成分が高濃度で含まれており、この成分が汗腺に蓋をして汗を出ないようにしてくれます。
塩化アルミニウムは市販されている制汗クリームにも配合されていることもありますが、病院で処方される薬には市販のクリームうよりもはるかに濃い濃度で塩化アルミニウムが含まれています。
そのため、高い手汗抑制効果が期待できます。
ですが、塩化アルミニウムは肌に負担をかける成分ですので、使用する場合は先生とよく相談してから使用するようにしてください。
ツボ押し(民間療法)
発汗を抑えるツボを押して汗を抑える方法です。
病院で行う治療とは異なり民間療法となるので、西洋医学的なエビデンスはありません。
東洋医学として伝わる発汗機能の制御の方法なので、効果があると断言することはできません。
手汗治療を受けれる病院
手汗の治療を病院で受けるときには、手掌多汗症や多汗症の治療実績のある病院を選ぶようにしましょう。
ですが、手汗治療の実績が多いところを探したら家の近くになかった。
という場合もあると思います。
そんな時はまずお近くの皮膚科に受診をするようにしましょう。
手掌多汗症の治療実績がなくても、投薬や塩化アルミニウムの処方は皮膚科でも可能です。
根治は難しいかもしれませんが、皮膚科でも治療を受けることができます。
ここからは手汗治療を積極的に行っている病院をいくつか紹介していきます。
NTT東日本 関東病院
所在地:〒141-8625 品川区東五反田5-9-22
TEL:(03)3448-6111(代表)
おだクリニック日帰り手術外科
所在地:〒810-0011 福岡県福岡市中央区高砂1-8-8 サンクス渡辺通3F, 4F
TEL:092-534-7507
四谷メディカルキューブ
所在地:東京都千代田区二番町7-7
TEL:03-32610430
金沢医科大
所在地:〒920-0293 石川県河北郡内灘町大学1-1
TEL:076-286-3511
愛知医科大学病院
所在地:〒480-1195 愛知県長久手市岩作雁又1番地1
TEL:0561-62-3311
浜口クリニック
所在地:〒530-0012 大阪市北区芝田1-1-27 サセ梅田ビル6~8F
TEL:06-6371-2136
所在地:〒543-0055 大阪市天王寺区悲田院町10-48 天王寺MIOプラザ館6F
TEL:06-6775-5005
手汗は病院で治療可能な病気です
たかが汗で病院に行くなんて。
そんな風に思っている方が大勢いますが、手汗が止まらないという症状は手掌多汗症という立派な病気です。
そのため、医学的な治療法も確立されていますし、保険適応で治療を受けることができます。
ボトックス注射のように特殊な治療は保険適応外の場合もありますが、それでもあなたの手汗を止める治療があるということは覚えておいてください。
手汗の治療にはリスクを伴う可能性もありますが、治療すれば手汗が直るということを忘れないでくださいね。”